肺がんの手術件数

日本胸部外科学会が過去に発表した調査によりますと、肺がん手術においては、手術の実施件数が多ければ多いほど、治療成績が良かったというデータがあります。今回のアンケートによると、1つの施設での手術件数の平均は、年間で56件でした。最も多かったのは東京都中央区にある国立がんセンター中央病院の484件でした。1年間に100件以上の手術をしていた病院は52施設で全体の13パーセントでした。

前年は手術全体の4割でしたが、今回は半数に増えているということです。このように数字でおわかりのように、治療実績には施設によって、大きく差が開いています。その結果、399施設からの回答を受けて手術件数が多い施設が一覧表になりました。

全国で713ある施設を対象にして、2007年治療実績を調べました。そして、月に1件程度の計算になる、1年間で12件以下の手術を行った病院は36施設、全体の9パーセントでした。日本胸部外科学会をはじめ、様々な学会が認定している呼吸器外科専門医となるための認定修練の施設でアンケートが行われました。

胸腔鏡(読み仮名、きょうくうきょう)手術というものが普及していますその手術は前年に比べて増えています。肺がんの手術と言うのは、一般的である胸を開く手術法以外に、体のどこかに小さな穴をいくつか開けて、小型カメラを挿入して、そのカメラから送られてくる画像を見ながら、同時に手術器具を入れて行う手術もあります。手術実績を見れば、患者が病院を選ぶ際に良い参考になるでしょう。